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「好きです!!付き合って下さい」 全神経をその言葉を言うために使った。 |
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夢のようだ。もしかしたら夢かもしれない。頬をつねってみようか。いや、頭を角にぶつけてみたほうがいいかもしれない。それぐらいしなければ!! 「ったぁぁぁあああっ!!」 頭を角にぶつける必要などなかった。足の小指を角にぶつけた。 「夢・・・じゃ・・・ない」 痛さで床に転げて手をあげながらそう言った私は、なんと滑稽だっただろう。 けれど、世界は素敵だ。人生万歳。 * 「焼きそばパン買ってきてくだせィ」 「はい!!」 楽しい。人生って素晴らしい。好きな人と付き合えるなんてきっと夢だとばかり思っていた。それが現実なんだ。 沖田くんは独特な空気をもっていた。私はそれに惹かれた。もう好きで好きで妄想を繰り返した。告白のシミュレーションも何度も繰り返した。時に変な方向へ走りもしたが、結果オーライ。幸せがここにある。 付き合って今日で5日。昼ご飯は一緒に食べる。ていうか沖田くんのを毎日買いに行く。 ・・・・・ん?ちょっとまて。 「間違ってない?」 「あぁ本当でィ。これコロッケパンじゃねぇですかィ」 「いや、そうじゃなくて・・・」 「間違えたから金払わねェ」 「あの・・・・私は・・・」 「あ、英語の宿題やってねェや。お前やってる?」 「へ?あ・・・うん」 「写しといて下せィ」 彼は間違って買ってしまったコロッケパンを食べ出した。私は差し出されたノートに自分のノートに書かれたことを写した。 違う。何かおかしい。これは彼氏と彼女の関係か?私単なるパシリじゃね? 私の妄想ではこう、あーんとかしちゃって、周りからヒューなんて言われて、止めようって沖田くんは照れるくせに、帰り道で「さっきは恥ずかったんだ。これお詫び」と言って私にキスをするのだ。その後2人は自由。世間の目など何も気にしない。 嗚呼、素敵。 「手ェ止まってますぜ」 「あぁ、はい。すみません」 間違ってないか?絶対間違ってりゅ。あ、噛んだ。いや、噛んだことは問題ではない。問題なのは私たちの関係だ。沖田くんは私を・・・・好きなのか? そういえば考えてなかった。ただひたすらに嬉しくて、ただ浮かれていた。私を好きだから付き合ってくれてるんだと思ってた。別に好きじゃなくて、ただいいように使うためかもしれない。 だけどそうは思いたくない。だって好きだから。好きな人をそういう風に思いたくはない。 「出来た。はい、沖田くん」 「どうもでさァ」 変なことを考えてはダメだ。そればかり考えてしまう。捕らわれてしまう。その考えに。 そうは思ってもやっぱり考えてしまった。一緒に帰りもしない付き合いたてのカップルってどうよ?大してクラスでもしゃべんないじゃない。昼にただパシられてるだけじゃない。 だけどそれでも、私は嬉しい。沖田くんと付き合ってるということが。私の一方的なモノだとしても。 「」 呼び方は変わらない。放課後に呼ばれるのは初めてだ。 「何?」 「一緒に帰りやせんか」 「本当!?帰る。帰ります!!」 沖田くんはふっと笑った。 「なんだ元気じゃねェか」 「え?」 「無いんでもありやせん。さっさと帰りまさァ」 さっき沖田くんはなんて言った?ハッキリと聞こえなかった。気になるのに、聞けない。だけど聞かなきゃ始まらない。 「さっき、なんか言ってたね」 「あ?あぁ、なんか元気ないと思ってたんでィ」 「・・・心配?私のこと」 「愚問でさァ」 「愚問って言うけど、沖田くんは私のこと好きじゃないんだと思うの。パシリみたいなことばっかりさせられるから」 クスクスと沖田くんが笑い出した。どうしていいのかわからなくて、私は沖田くんが笑い止るを待っていた。 しばらく笑い、落ち着くと私に言った。 「が俺のことすげー好きそうだからつい面白くなったんでィ。好きな奴の命令って誰でも聞きやすから」 「何それ!?ヒドい」 沖田くんは笑った。私はなんだか不甲斐ないなかったけれど、沖田くんが私をと呼んだ。それで結構幸せだ。 もしかして私って、意外と簡単な女?単純思考? 「あと、俺は好きでもねぇ奴とは付き合いやせんから」 「え?」 沖田くんはなんと言ってくれた?誰か録画してなかった?誰か巻き戻せ。時間を。 「あ、筆箱忘れた。取って来てくだせィ」 「え?」 学校からそれなりに離れた場所だというのに。明日も学校来るんだからいいんじゃないの? 私がそう思っているのを悟ったかのように沖田くんは言った。 「別れやすか?」 「行ってきます!!」 私は幸せだから、まぁいいことに・・・・しておこう。 さぁ学校に沖田くんの筆箱を取りに行こう!! |
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----------------------------------------------- 純粋で天然ボケで妄想癖な子。をイメージしました。 沖田はシャイでSのWSなんですね。←誰だよ 20070814 |