出会ったときからいけ好かなかった。なんでかって言ったらまず真撰組に女なのに入ってきたこと。男でもこんなムサい場所は嫌がるのに、わざわざ来るなんておかしい。そして実際おかしかった。


「何してるんですか?」


仕事の都合で2人で飯を食わなければならなくなった昼のこと。奴は土方スペシャルにそう言った。


「あ?あぁ食いたいのか。ほらよ」


俺は奴の飯に俺の貴重なマヨネーズをかけた。俺にしてみれば親切なのにアイツは叫んだ。


「何してるんですか!!こんな白いうんこ食べれません!!」

「はぁ?白いうんこだと?お前マヨネーズに謝れ!!」

「こんなん私絶対食べませんから」


せっかくの土方スペシャルをアイツは俺のほうへよこした。こいつは気に食わない。そう思って土方スペシャルをむさぼり食った。


「あぁもう・・・」


そう言いながらブシュっという音がした。俺は何かと奴をみた。赤いうんこが出来ていた。


「お前・・・・」

「大体マヨネーズなんて邪道ですよ。タンパク質多すぎ」

「いや、待て。赤いぞ」

「ケチャップはねぇ、トマトが原料で美味しいんですから」


真っ赤な飯を奴は平然と食った。
奴、つまりは・・・マヨネーズ好きがマヨラーだから・・・・ケチャラーだった。俺たちの溝は深まった。


「うわぁこいつぁ驚いた。犬のエサを食べる人間が2人もいるなんて」

「「黙れ!!」」


なんで総悟が来るんだ。見張りじゃなかったか・・・?


「息がピッタリでェ」

「そんなこと言いに来たのか」

「いや、張ってる奴が動き出したんでェ。だけど腹が減ったんで先に食べに来やした」

「「なんでやねん!!」」



またハモった。最悪だがそんなことは気にしてられない。


「どこ行った?」

「港の倉庫でィ。頑張んなせェ」


なんで総悟は追いかけないんだ。いつも俺がケツ拭いだ。


「マヨ長待って下さい!!」

「マヨ長じゃねぇ!!副長だ。てかお前来んな。足引っ張っ・・・・」


嫌な予感がしたんだ。マヨネーズとケチャップが共存したら。だって絶対不味いだろ。


「真撰組じゃあ無いですか。僕が悪いことしてるから来たんだ。だけど、見つかっちゃ終わりだよ」


銃が突きつけられている。動きが速かったのか、あのケチャップのせいで気が散漫になったからか。絶対に後者だ。で、がいない・・・。逃げた?ケチャップなんかやっぱり嫌いだ。
そもそもマヨネーズの横に何食わぬ顔をして立っているのが気に食わない。そして大体セットもんのように扱うのもどうかと思う。奴らは仲間ではない。ライバルだ。友達ぶるな。マヨネーズは1人で生きていける。
突然、そしてそれは一瞬。陰が俺と奴を包んだ。上から何かが降ってきた。俺に銃を突きつけた奴が倒れ、上に・・・・。


?」


よくわからん。どっから降ってきやがった。


「大丈夫ですか?」

「あぁ」


こいつ、すげぇな。というか、恐ろしい・・・。


「早く逮捕して下さい。私まだ手錠配給されてないんです」

「あぁ、わかった」


意外とちゃんと仕事をするんだな。いけ好かない奴だと勝手に決め付けていただけかもしれない。









俺はどうかしてたんだ。

マヨネーズの買い置きが無くなりかけて買いに行ったとき、隣に置かれたケチャップに手が伸びた。
・・・・マヨネーズ、お前はこいつをどう思ってる?友達か?ていうか、どっちか男でどっちか女とかあるのか?それならお前らはあれか。その・・・あれだよ・・・。
大量のマヨネーズの中にポツリと一つあるケチャップは違和感丸出しだった。それでも俺はなぜだかケチャップに興味がわいた。アイツが好きなものだから多分美味いんだろう、なんて思ってる自分がいた。
屯所に返ってケチャップを開けた。ダメだ。やっぱりマヨネーズが無いと・・・・。俺はケチャップとマヨネーズを混ぜた。そしてそれを口にする。
あ・・・・・意外とイケる・・・。これはマヨネーズの新たなる形としてなかなか良いかもしれない。


「副長、入りマース」


の声がした。俺は急いでケチャップを隠そうとした。慌てたらいけなかった。慌てた結果、うっかり落とし、それを自分で踏んだ。そして奴は入ってきた。


「・・・・あ」


あぁ・・・なんて言えばいい・・・。


「マヨ長・・・私のことそんな嫌いですか・・・」

「いや、そうじゃなくて、コレは事故で・・・・」

「そんなこれ見よがしにケチャ様をいじめなくても・・・」


ケチャ様ってなんだ?


「違うっつてんだろうが!ちょっと、その、ケチャップとはどんなモノかと思って食してみたわけだ。だけどやっぱりマヨネーズがいると思って混ぜて食ったら美味かったんだ。いじめとかじゃねェ」

「え?」

「ホラ食えよ」


は恐ろしそうにそれを口にした。しかし次の瞬間には笑っていた。


「あぁ、いい!コレはいいですね、副長。凄いです!」

「あぁ、まぁ俺にかかればな・・・・」


なんだか妙に嬉しいぞ。なんだ俺は。どうした。俺は少し思ったんだ。
ケチャップマヨネーズは意外とイケるから、俺たちも上手くいくんじゃないかって。何かがはよくわからない・・・・・・ということにしておこう。こいつがそれに気づくまでは。






ケチャップ
マヨネーズ








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   ギャグテイスト・・・?
   挿絵というか文の字が汚くて申し訳ない。
   拍手にて教えてもらいました。20070810