「知ってやすかィ?」



登校して早々に沖田が私に話し掛けてきた。



「何を?」

「坂田が猿飛と付き合いだしたことでさァ」

「ああ、聞いたよ」

「ケッ・・・おもしろくねェ」

「一発殴ってようござんすか?」



オキタンはなぜわざわざ聞いてきたんだろ。まぁいいか。
銀時が言った言葉を思い出す。つまりは最近と変わらない生活を送ればいいだけのこと。こうなるようにしたのは私なんだし。なんだかむしろスッキリしたような気がする。



「ハッハッハー!!」

「黙りなせェ」



うん、なんだろう。スッキリしたと思ったら本当にすごいスッキリしてきたわ。スキップで駆け出せるぐらいよ。



「コラ、。授業始まるのにどこ行くんだ」

「あ・・・あはん?」



本当にスキップで駆け出していた。私っておちゃめさんだなぁ。アハハ。



「救いようのないアホでィ」

「うるさい!!」



そう言ってオキタンを睨んだ時に、ふと視界に銀時が入った。笑っていた。優しい顔をして。なぜだかわからないけど胸の奥のほうで「ごめん」とつぶやく自分がいた。



休み時間になって私はトイレに行こうと席を立って教室を出ようとした時、猿飛さんとすれ違った。知らぬ間に目で追った。彼女は迷わず銀時のところに行った。そんな彼女を銀時は笑って出迎えていた。
嗚呼、ちゃんと好きなんだな。そう思った。なら良かったと何かに対して安心した。


今週も掃除当番で、今週は廊下だった。ちんたらちんたら掃除をして、ベラベラとおしゃべりをしてばかりいた。



「あ、坂田くん」



しゃべってる途中で友達が窓から外を見て言った。私も窓から外を見た。おそらく横にいるのは猿飛さんだろう。2人で仲良く帰っている。



「私さ、ちゃんと坂田くんって付き合ってると思ってたんだけど・・・違うの?」

「違う違う!!友達だよ」

「お似合いなのになぁ」



・・・お似合い?私と銀時が?なんか・・・嬉しくない。



「似合ってないない。嫌だよあんな天パ」

「けど坂田くん人気あるよ?」

「ねぇ本当に。私にはわからんよ」



うん、わからんよ。なんだか最近つまらない。仮友達と話してても大体私は聞き役だし、神楽たちと話してるのは楽しいけどジャンプの話とかゲームの話とかできないし、オキタンはムカつくし…。
銀時とは本当に色んな話ができたな。私がくだらないこと言ったらちゃんとツッコんでくれたな。本当にアイツとはいい友達なのにな。







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   掃除当番が2週続けてだと
   もう嫌で嫌で仕方なかった。