気づいてしまったら気にせずにはいられなくなる。どうしたらいいのかわからない。気が付けば視界の片隅にはがいた。



「・・・き・・・・・銀時!!」

「うわっ。な、なんだよ桂。デカイ声出して」

「デカイ声出さなきゃ気付かないお前が悪いんだろ」

「で、なんか用?」

「誰みてるんだ?」



思いがけない言葉が俺に降り注ぐ。戸惑うそぶりをしてはいけない。そう自分に言い聞かせた。



「誰も見てねぇよ。ボーッとしてただけだ」

「・・・・そうか」

「そうだよ。悪いか?」

「いや・・・」



しばらく桂は黙っていた。俺はまた女子同士で仲良く話しているを、知らない間に見ていた。



「・・・なぁ」



桂がまた口を開いた。



「あ?なんだ?」

「俺・・・・が好きだ」



思いがけない言葉が俺に降り注ぐ。実に突然。

先を越された。

何処かで俺はそう思った。



「誰にも言うなよ」

「え・・・あ、あぁ・・・言わない」



俺の返事を聞き終えると桂はどこかへ行った。
桂が好きだって?のことを?俺は?俺は・・・俺も・・・・が・・・・・。
なぜ俺は桂が去る前に自分も好きだと言わなかったのだろうか。言うことは可能だった。なのに俺はできなかった。どうしてだ?言えたはずなのに・・・。



「銀時」



が俺を呼ぶ。



「何?」

「今日神楽ちゃん家寄って帰るから」

「あぁ、わかった」



が俺に背を向け、友達のところへ戻る。俺はその背中に問った。

お前は誰をみてるんだ?







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   神楽登場。また出したい。ちゃんと。