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季節は冬だった。俺は学校に行ったり行かなかったりしていた。 と桂はうまくいっているらしかった。けれど行きも帰りも俺たちは三人だった。俺は黙ってばかりだった。 「クリスマスさ、パーティーしよ」 またが何か提案した。 「え?」 桂が聞き返した。多分、桂の予定では二人で過ごす予定だったんだろう。 「だから、三人で、パーティー」 「俺いい。パス」 そんなもん、楽しめるか。 「どうせ予定無いんでしょ?」 「ねぇけど・・・」 「はい、決まり!!それじゃあ色々あたしが決めていい?」 「あぁ、任せた」 桂が笑って言う。 何が嬉しくてパーティーなんかしなきゃいけないんだ。桂だって俺が邪魔だろうし。適当に理由をつけて行かないことにしよう。 「銀時、迎えに行くから」 「は?」 「だって来ないつもりでしょ?」 変なところで勘がいい奴。桂が横で笑っていた。 * 「鬱陶しいかもしれないけど、私、やっぱり坂田くんが好きなの」 昼下がり、冷たい風が頬を霞める。デジャヴのような光景が広がっていた。 「あぁ・・・・・付き合おうか」 「え?」 「よろしく」 寺門がまた俺に告白をしてきた。諦めの悪い奴だと思った。だけど俺も同じだった。俺も諦められない。 寺門と付き合うことにしたのは、を忘れるため。誰かが言ってた。恋を忘れるには恋だって。 「・・・・え?」 桂が驚いた顔をして俺をみた。 「だぁから、寺門と付き合う」 「だってお前、一回断って・・・」 「気が変わった。それじゃ理由が不十分か?」 「いや、別に・・・」 桂は不思議そうにしていた。俺はそんなこと、まるで気にしなかった。 「えぇっ!!」 に言ったのは帰りの電車の中だった。デカイ声を出して驚いていた。 「なんだよ。悪いか」 「いや、悪いっていうより、驚いただけ」 「だからクリスマス、無理」 「あ・・・・あぁ、そうか。じゃあ、仕方ないね」 「テメェら二人で過ごせばいいだろ。桂は元々そうする予定だったろうし」 「!!」 桂が顔を赤くして俺をみた。俺はそれが面白くてクスクスと笑った。 「お前、何笑ってんだよ。変なこと言って」 「図星か?クク・・・ハハッ」 何が面白かっただろうか。なんで俺は笑ってるんだろうか。俺は多分、俺を笑っていたんだろう。愚かな自分を。 俺は誰のためかわからない嘘を自分につき続けていた。 何を守ろうとしたのだろう。何も守る気はなかったのか。 それがわかれば、きっと俺は苦労しなかった。 ------------------------------------ ちょいちょいエロが入ってくるかも。 そこまでエロくもないですが。 |