新しい第二章





   新しい第二章









あれ以来土方くんには会っていない。いつの間にかそれが当たり前になっていた。どうしてるのかと思うときもあった。連絡手段があるのに、どうしてか連絡はしなかった。してはいけないと思った。やっぱりもう会わないのが正解なのだとわかっていた。


総悟とは時々会う。というよりミツバさんが私に会いたがってくれてるらしいので、何度か家に行った。
だけどたまに2人でご飯を食べに行ったりもする。私たちは良い友達になった。



「トシとは会ってるんですかィ?」



2人でご飯を食べていた時に総悟が言った。一瞬ドキリとしてしまう自分がいた。



「会ってないよ。まぁ・・その・・・・・色々あんのよ」

「俺が原因ですかィ?」

「・・・総悟は悪くない。私が悪いの」

「あんまりなんでも1人で背負いこまないことでさァ」

「ありがとう」



私がそういうと総悟は少しだけ笑った。



「じゃあバイトだから」

「また」

「うん、またね」



バイトは相変わらずの洋食屋。私はあの店が好きだ。



「あ、退くん!!」



店の前でキャリーバッグを持った退くんに出会った。



さん!!」

「そっか。帰ってくるの今日だったね。どうだった?故郷は」



世間は夏休み真っ只中。退くんは一週間前から田舎に帰っていた。



「久しぶりにみんなに会えたんで楽しかったですよ。なんか親も妙に優しくて、ちょっと気持ち悪かったですけど」

「そりゃあ嬉しかったからでしょ?」

「そうですかね。そうそう。ちょうど土方さんも戻ってて会いましたよ」



なんでこう・・・次々と出てくるかな。



「そ・・そう」

「?」



店に入って開店の準備をする。
ディナーで予約が2件。まぁヒマかな、なんて思いながら私は仕事にいそしんだ。



思った通りそんなに忙しくはなく、店も早めに閉めて退くんが帰ってきたから少しばかり豪華なご飯を店で食べさせてもらった。



「いいんですか?私もいただいて・・・?」

「気にしない気にしない。ほら食べて食べて」



おばさんはいつも優しい。



「すみません。ありがとうございます」

「そういえば土方さんも今日帰るって言ってましたよ」



そう退くんが言った瞬間、思わずご飯を吐き出しそうになった。
私はなんでこんないちいち反応してるんだろ・・・。



「・・・・だから?」

「いや、土方さんも呼ぼうかなーって・・・」

「な・ん・で?」

さん、怖いですよ」

「なんで土方くんを呼ぶ必要があるのよ」

「だって土方さん、会って最初に聞いてきたことがさんのことだったんで」

「へぇ〜・・・。じゃあ土方くんの話は終わり!!ご飯食べよう」



私はモリモリご飯を食べた。やっぱり店のご飯は美味しい。幸せ幸せ。うん、幸せ。

お礼を言って満腹を抱えて家に帰った。扉の前に座り込むような人はいない。少しホッとする。

ベッドに倒れて天井を眺める。

土方くん・・・元気そうだな。うん、どうでもいいや。
そう言い聞かしていたら知らぬ間に眠っていた。







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   山崎と土方は中学が同じなんですね!
   ここら辺の設定が自分でよくわからなくなった←おい